2006年10月05日

H-1Bビザの賛否両論

 H-1Bビザをめぐる動向については、興味のある方が多いと思います。H-1Bビザは雇用による永住権(グリーンカード)獲得への入り口としてお考えの方も多いと思いますが、最近はその入り口がどうも窮屈になってきた感じです。

 The Detroit Timesのこちらの記事は、そうしたH-1Bビザの現状や背景を知っておくにはとてもよい記事だと思いますので、ここで紹介しておきます。デトロイトはアメリカの自動車産業のお膝元。そんな地域性もあってか、この記事はH-1Bビザの現状については、ややネガティブな印象ではあります。

 記事の中に、"prevailing wage"という言葉が出てきますが、H-1Bビザを使って外国人を雇用しようとする会社は、「その外国人に支払われる給与は、米国内の同じような職種で働いている人達に支払われている給与水準(prevailing wage)を下回っていない」ことを宣言しなければなりません。で、このprevailing wageですが、なんとこれが驚くなかれ、全ての職種について、ちゃんと数値化されているんですよ。なので、宣言する会社側としては、リストの中からその外国人に与えるポジションを探し出して、示されている金額を基準にして給与を決めればよいという仕組みになっています。

 なぜこんな仕組みになっているかというと、アメリカ人労働者を守るためなのですが、この記事を読んでいると、雇用形態の変化(アウトソーシングの拡大)に、H-1Bビザの仕組みがついていっていないのではないか?という印象を受けます。みなさんは、いかがでしょうか?

 
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moritamamoru at 09:23│Comments(0)TrackBack(1)この記事をクリップ!アメリカ就労系ビザ 

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