2008年05月09日

5ヶ月以上の一時帰国は?

質問: ここ数年の間にF-1 visaの内容が変わったと聞きました。5年間のF-1 visaも一度日本に帰り、5か月以降にまたアメリカに入ろうとすると許可が下りないとか・・・。語学学校のアドバイザーにい相談したところ、語学学校の最終レベルを終わらせると修了証を発行してもらえるので、その後5か月以上日本に帰ってもまたアメリカの学校へ留学出来るとの事でした。

 現在○×州の語学学校に通っているのですが、終了後は一度日本で資金を作って今度は他州のカレッジへ行こうと考えています。周りに一度日本へ帰り5か月以上経った後F-1visaで再度留学しようとしたら許可が下りなかったなど聞くと、アドバイザーの言葉だけでは不安になってしまいます。こういった場合はどうなのでしょうか?それからF-1visaというのは一度きりしか許可されないものなのでしょうか。

回答: そうですね、ビザの内容が変わったというよりも学生ビザの場合には、留学生管理システム(SEVIS)の導入によって管理方法が変わったとお考えいただくのが良いと思います。本来ビザは、入国審査時の推薦状のようなものですからその有効期限内であれば使えるはずなのですが、F-1ビザについては例外になってしまっているのが現状だと思います。

 アメリカ大使館のホームページの学生ビザに関するよくある質問のページには、現時点では、「移民局によると、学生は米国を離れている期間が5ヶ月以内であれば再入国が可能です。5ヶ月を超える期間米国を離れた場合には、新たに学生ビザを申請しなければなりません。」と明記されています。この「移民局によると」という部分が、大使館(つまり国務省領事局)としては、苦しい部分だったりするのですが、この部分は、連邦標準規則にちゃんと明記されています。以下にその部分を引用しますね:

"Temporary absence. An F-1 student returning to the United States from a temporary absence of five months or less may be readmitted for attendance at a Service-approved educational institution, if the student presents(以下省略しますが、I-20に関する記述です)"

 つまり、「5ヶ月以内ならば『一時帰国として』認めましょう」というわけです。ですからこの規則が厳格に適用されているのであれば、5ヶ月を超えてしまうと留学の継続は出来ないということになってしまうのですが、でもちょっと待ってくださいね。

 あなたの場合のように、語学学校をきちんと終了して次に通おうとしているカレッジへの転校手続をせずに帰国する場合(転校もやはり5ヶ月以内に入学できる場合でなければできません)には、そこで一度留学が終了という扱いになるだけのことです。つまり、5ヶ月を超えてアメリカ国外に滞在した場合には、前回の留学の続きという扱いではなく、「新たな留学」という扱いになるということなのです。

 ここで、お手元にあるI-20をながめてみて下さい。左側の真中あたりに、"Initial attendance at this school"、"Continued attendance"、"School Transfer"にチェックが入る項目がありますね?初めてアメリカの学校に入学する場合には、"Initial attendance"にチェックが入ったI-20が発給されます。で、最初は3ヶ月の語学留学の予定でいても、その学校で勉強を継続する場合には、"Continued attendance"のI-20が新たに発行されます。さらに語学学校を終えて、カレッジに進学する場合には、"School Transfer"にチェックが入ったI-20が発行される、という具合です。

 アメリカで、勉強を続ける(あるいは一時帰国をしても5ヶ月以内の)場合には、このようにI-20が「つながって」いくわけですが、このつながりが一度切れてしまっても、新たな留学を開始するのであれば、全く問題ありません。ただしその場合は、アメリカ大使館のサイトに掲載されているように、F-1ビザも取り直さなければならない、ということになります。SEVIS Feeも改めて納付することになります。

 さて、そうすると語学学校のアドバイザーの説明はどうなのか、ということですが、これは、「きちんと今の学校を終了すれば大丈夫です」という意味だけで、今のFビザをそのまま使えます、という意味ではなかったのではないでしょうか?それだけ学校を途中でやめてしまう外国人が多いというこなのかも知れませんね。途中でやめてしまうと、SEVISのシステムにそのデータが残ってしまいますので、学校を辞めた後もアメリカの滞在を続けていたりすると、これは、次回の留学に響いてくるワケです。

 関連してもうひとつ重要なことは、学生ビザについては、改めて申請させることで、きちんと勉強していない学生については、再度の留学や留学の継続をご遠慮願うという大使館側の意志が働く場合がありますので、心しておきましょう。語学留学もあまりに長いようですと、「ただ単にアメリカにいたいだけ」と判断されてしまいます。


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moritamamoru at 19:38 │Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ! アメリカ留学系ビザ 

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